練習開始、20分前 独「いつも悪いな」 墺「騒がないようにあの喧しい人たちに言ってください」 独「・・・わかった」 練習開始 18分前 独、部屋に入る。 独「やはり俺だけか…」 独、楽器を出す。 練習開始時刻 3分前 楽器を背負った英がだるそうに部屋に入ってくる。 英「あーねみぃしだりぃ」 独「また二日酔いか?」 英「そんなとこだ」 独「フランシスは?」 英「転がってたから蹴っ飛ばして来たけど起きたかは知らねぇな」 独「お前らまた酒盛りしたのか」 英「わりぃかよ」 独「…追い出されない程度にした方がいいぞ」 英、のそのそ楽器を出す。 練習開始時刻 英「(楽器を出しながら)おせぇなあの馬鹿(仏のこと)」 独「女でも捕まえてるんだろ(伊のこと)」 英「(楽譜をさして)ここでもやるか?・・・あーでもあいつらがいないとだめか」 独「そう、だな」 英「仕方ない、紅茶でも淹れるか…飲むか?」 独「…ああ。ローデリヒも呼んでくるか」 練習開始時刻 6分後 英「(ザッハトルテを指して)これ、うまいな!」 墺「そうですか、それは良かった」 独「・・・・・・(そういえばなぜ俺は今のんびりとお茶をしてるんだ?)」 練習開始時刻 25分後 なんか派手な楽器ケースを持った仏が優雅に入ってくる 仏「いやーちょっと美人のお姉さんにつかまっちまってなー」 英「けっどうせ寝坊だろーが」 仏「…うるさい!てかなんで行くとき起こしてくれなかったんだ!?」 英「…起こす必要性を感じなかった」 仏「昨日のつまみに食わせてやったチーズ吐き出せ」 英「ぁあ?てめぇの楽器に向ってか?」 仏「お前なんつー口の・・・この恩知らず!」 英「んだとやんのかこのワイン野郎!」 独「…フェリシアーノはまだか…」 練習開始時刻 28分後 英「ばーかばーか!」 仏「この味オンチ!」 独「お前ら五月蝿い!!」 練習開始時刻 45分後 ドアが開く。 伊「ヴェー!ってぶげ!」 伊、慌てて入ってきてこけそうになる。独が咄嗟に手を出す。 独「遅い!何してたんだ!?」 伊「ごめんー練習明日だと思ってて…」 独「…お前な・・・昨日連絡しただろう」 伊「携帯どっか行っちゃっててさあ」 独「・・・・・・」 伊「あ、皆そろってる!?すぐ用意するねー…あっ」 独「楽譜ならお前の分ももってきた」 伊「おわあさすが!あっあと帰りなんだけど…」 独「財布忘れたのか?」 伊「うん」 独「…お前どうやってここまで来たんだ…?」 伊「ヒッチハイクだよ?」 独「お前な・・・」 練習開始時刻 50分後 伊「じゃあ、はじめよ!ー」 独「(やっとか・・・)」 仏「・・・・・・続きはあとでだ」 英「・・・・・・ふん」 そんな彼らの日常 練習風景。エ○ァっぽくしようと思って惨敗。 |