INTRODUCTION



久方の休暇を実家で妖精と共に楽しんでいた008(アーサー・カークランド)。そこにS(上司)からの指令が。それは、ユーロトンネル内で密かに麻薬取引が行われているとの情報だった。さっそく英仏海峡を臨む都市、ドーヴァーへと急ぐ008。ときを同じくして、フランス側の都市カレーに降り立ったひとりの男がいた。



ユーロトンネル内で、008はあやしげな男(フランシス・ボヌフォワ)とはちあう。麻薬取引人かと思い銃を向ける008だったが、男はそれを華麗にかわしながら、自分が麻薬取引人ではないと言う。しかも、その男は、自分がDGSEの諜報部員であると名乗ったのだ。あやしげな男に、008は不信感を募らせるが、同時にSとの連絡が取れなくなり、008は仕方なく彼と行動を共にする事になる――。



前作から引き続き008を演ずるはアーサーカークランド。問題の多い性格ながら、正確な仕事振りと甘美なロマンスで世界を魅了してきた008を、繊細な表情と危険をかえりみないアクションとで好演。全世界注目のボンドボーイには今回、フランスの実力派俳優フランシス・ボヌフォワが選ばれた。前作のアルフレッド・F・ジョーンズのフレッシュな印象とは打って変った、包容力を感じさせる演技と胸をとろかすように甘い愛の囁きは是非劇場で。日本での公開は2828年2月8日。全仏英が泣いたラストを、お見逃しなく!!